ザルツブルクがリンダース監督の解任を発表 「我々の要求や目標には程遠い」
今季は開幕から不振
16日(現地時間)、ザルツブルクはペップ・リンダース監督の解任を発表した。 リヴァプールでユルゲン・クロップ氏のもとでコーチを務めていたリンダース監督は、クロップ氏とともに昨季終了後にリヴァプールを退団し、今季からザルツブルクの監督に就任した。 リヴァプールではチーム練習を担当することも多く、さらに定例記者会見にクロップ氏の代わりに出席するなど、まさに右腕とも言える存在だったリンダース監督の手腕に注目が集まっていたが、今シーズンのザルツブルクは序盤から振るわず、国内リーグでは現在5位と出遅れていた。 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でもリーグフェーズで32位と結果を出せていないことから、ザルツブルク首脳陣はこのタイミングで指揮官交代を決断したようだ。同クラブのシュテファン・ライターCEOは、以下のような声明を発表している。 「我々は、残念ながら満足することのできないシーズン前半の分析を少し前から開始していた。そして、多くの試合においてチームが我々の要求や目標に程遠い状態であることに気づいた。ペップには感謝の気持ちを伝えたい。彼は多くの努力と情熱を仕事に注ぎ、我々のさらなる成長に向けたエネルギーを与えてくれた」(ドイツ紙『Bild』より) 来年1月からザルツブルクを傘下に収めるレッドブルグループのサッカー部門のトップに就任することが発表されていたクロップ氏と再び仕事をする可能性もあったリンダース監督だが、志半ばでザルツブルクを離れることになってしまった。
構成/ザ・ワールド編集部