初体験が「イイもの」だとその後も沼る! 100万円以下でクルマ好きへの道まっしぐらの「初の愛車」にオススメのモデル5選
「沼れるクルマ」ってどんなクルマ?
なにごとにおいても、「初体験」というものはその後の人生に大きな影響を及ぼすものです。初めてのキャンプで大雨が降り、二度と行きたくないとアウトドアが苦手になってしまう人もいれば、満点の星空に感動してあちこちのキャンプ場へ通い始める人もいます。もちろん、なかには「次こそは」とリベンジに燃える人もいますが、ほとんどの場合は最初の体験が楽しいほうがどんどん沼りやすいのではないでしょうか。 【画像】いまこそ乗っておきたい純エンジン車 じつはクルマ好きになるかどうかも、初めての愛車での体験が大きな鍵を握っていることが多いようです。最近の新車はなんでもかんでも装備が盛りだくさんすぎて、自分で手をかけていくという体験ができにくいものですが、初めての愛車というのは、ちょっとくらいダメなところがあって、それを自分で工夫して改善していくほどに、愛車との距離感が縮まって愛着が湧いていくくらいがちょうどいいのです。 たまには、走行に支障がない程度に壊れるところがあっても、「俺がなんとかしてやるよ」なんていって、のめり込むきっかけになることもありますが、あんまり壊れすぎると逆効果。大事なときに乗っていけなかったり、お金がかかりすぎたりするので、気もちが離れてしまうことになりかねません。壊れすぎず、ほどほどに自分でいじることができ、走れば手足で操る感覚が楽しめるクルマ。それが、クルマ好きになるための初めての愛車としてふさわしい、沼れるクルマといえそうです。 今回は具体的に、そんな条件が揃っていて現在100万円以下で買える中古車から探してみました。 まず1台目はスズキ・アルトワークス。軽自動車アルトのハイパフォーマンス版で、軽量ボディに専用の足まわりをおごってガツンと蹴飛ばされるような強烈な加速が持ち味です。5速MTでそのまま乗っても楽しすぎるクルマですが、1990年代の全日本ラリー選手権で大暴れしていたアルトワークスのように、コツコツと自分でいじっていくのもアリ。4人乗りなので、普段の実用性もしっかり手に入ります。1999年式前後のモデルで、中古車価格が25万~50万円程度の相場となっています。 2台目は、5人乗りのコンパクトカーでMTモデルもある楽しいクルマといえば、トヨタ・ヴィッツ。現在はヤリスという名前に変わっていますが、1.5リッターエンジン搭載で専用サスなどが剛性感のある走りを実現していたヴィッツ1.5RSは、取りまわしがいい運転しやすさと、ちょうどいいスポーティさがバランスよく備わっていて人気を博していました。 そしてこのヴィッツは、カスタムの入門モデルとしても楽しみやすいのがいいところ。アフターパーツは山のように出まわっており、手軽に購入できるのはもちろん、DIYで自作してしまう人もいるので、1/1プラモデル並みに沼ることができます。中古車価格は2006年前後の年式で、50万円程度となっています。