ガンバ大阪、注目の新戦力5人。大型補強でパワーアップ成功!? ポヤトス体制の命運を託す選手たち
MF:鈴木徳真(背番号16) 生年月日:1997年3月12日(26歳) 前所属:セレッソ大阪 2023リーグ戦成績:19試合0得点0アシスト ガンバ大阪がライバルのセレッソ大阪から獲得したのがMF鈴木徳真だ。前橋育英高校在学中に年代別日本代表に選出されるなど将来を嘱望されていた鈴木は筑波大学を経て2019年に徳島ヴォルティスでプロキャリアをスタートさせ、以降ボランチとして活躍を見せる。 2020シーズンにはリーグ戦38試合に出場して徳島のJ2優勝に大きく貢献している。セレッソに加入した2022シーズンも中盤での優れたパスワークでチームの攻撃をコントロールし、守備でもタフなプレーでチームを支えた。しかし2023シーズンは元日本代表MF香川真司のセレッソ復帰もあり、出場試合数が19、プレー時間も半分以下に減少し、新天地に活躍の場を求めた。 鈴木は徳島在籍時に、現在ガンバの監督を務めるダニエル・ポヤトスの下でプレーしていた。そのためスムーズにチームにフィットしたのか、サンフレッチェ広島とのプレシーズンマッチでは早速スタメン出場し、コーナーキックからのクロスで同点弾を演出するシーンも見せた。ガンバでは自身も出場時間を伸ばし、クラブの復権に貢献することができるだろうか。
FW:山下諒也(背番号17) 生年月日:1997年10月19日(26歳) 前所属:横浜FC 2023リーグ戦成績:28試合2得点0アシスト Jリーグでも屈指のスピードを誇る山下諒也がガンバ大阪に加わった。山下はジュビロ磐田の下部組織で育ち、日本体育大学を経て東京ヴェルディでプロキャリアをスタートさせる。横浜FCで迎えた2023シーズンがJ1初挑戦となった。 山下は身長164cmと小柄ながら圧倒的なスピードを武器にしており、相手DFを抜き去ってチャンスを創出するだけでなく、快速を活かした守備でもチームに貢献することができる。2023シーズンJ1リーグ第11節アルビレックス新潟戦では、新潟のMF松田詠太郎に対する猛烈なプレスバックで相手のカウンターの芽を摘む印象的なプレーを見せた。昨季はシーズンを通してウイングの人選に悩まされただけに、山下の加入は心強い。 山下は昨シーズンの終盤までリーグ戦全試合に出場していたが、横浜FCのJ1残留争いが苛烈になっていた最後の6試合をコンディション不良により欠場してしまう。クラブはJ2に降格し、自身の成績もリーグ戦通算2得点0アシストとなり、J1初挑戦シーズンは本人にとって必ずしも満足のいく結果ではなかっただろう。先日のサンフレッチェ広島とのプレシーズンマッチでベンチ入りとはならなかったが、J1での2シーズン目を迎える山下が持ち前のスピードでガンバ大阪にどのような変化をもたらしてくれるか注目だ。
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