その“歯磨き”に自信がありますか?1日10分で口の中から人生が変わる「おとなの歯磨き」をマスター!
カーブのケアも忘れずに「縦磨き」
次は歯ブラシを立てて磨く縦磨きです。歯は平らではなく、カーブしているため、横磨きだけでは歯の内側に磨き残しが出てしまいます。 人参の皮をピーラーで剥くときのように、縦方向に磨いて、一本一本の歯の内側のプラークも除去していきましょう。 奥歯の縦磨きが難しく感じる人もいます。慣れてくればうまく磨けるようになりますが、それまでは、上の図の縦磨きに挑戦しながらも、歯ブラシの向きを変えながら、しっかり歯と歯の隙間にアプローチできる方法を見つけましょう。
歯周病ケアに最適「バス法」
歯周ポケットのケアに特化した磨き方です。歯茎に対して45度の角度で歯ブラシを当て、横に小刻みに動かします。なるべく毛先の長いやわらかめの歯ブラシで磨きましょう。軽度の歯周病ならこの磨き方で治せます。 最初はうまくできているか、わからないかもしれません。毛先を歯にそわせるように歯周ポケットに入れるようにすると、スッと毛先が入っていきます。慣れないうちは鏡を使って視認するのがおすすめです。
歯ブラシ交換は月に一度
歯ブラシを使っていて迷うこと。それは、歯ブラシの交換タイミングです。多くの人は、毛先が開いてきたら変え時という認識を持っていると思いますが、やはり歯ブラシは、おろしたての状態がもっともプラーク除去の効率が高く、使うたびに除去効率が衰えていきます。 そこで、なるべくおろしたての状態の歯ブラシを使っていただきたいので、早めの交換を推奨します。では、どのタイミングで替えればいいのかというと、そこは、わかりやすく、毎月1日に替えていきましょう。
伊東材祐