【将棋】2002年名人戦再現は丸山忠久九段が森内俊之九段を下して2年連続達人戦決勝進出
将棋の第2回達人戦立川立飛杯準決勝、丸山忠久九段(54)対森内俊之九段(54)戦が4日午後0時30分から東京都立川市の「立川ステージガーデン」で行われた。終盤まで息詰まる熱線となった対局は先手の丸山が寄せ切って、前回に続いての決勝進出を決めた。 「序盤に失敗して最後の最後までずっと形勢が悪かった。運が良かった」と話した。3日、同所で行われた準々決勝の増田裕司七段(53)に続いての逆転勝ち。筋トレで鍛えた体力に物を言わせたか、豪腕でひっくり返した。 敗れた森内は前回に続いての準決勝敗退となった。「早い段階で歩得したが、その後に決定打を見つけられず受け身になっておかしくした。最後はまずかったと思いました」。 準決勝のもう1局は、前回優勝した羽生善治九段(54)を下した行方尚史九段(50)と、木村一基九段(51)に勝った佐藤康光九段(55)が対戦する。