重機操作に挑戦! 奄美大島で土木フェスタ
子どもたちに建設業の魅力を発信する「土木フェスタinあまみ2024」(鹿児島県建設業協会奄美支部主催)が16日、鹿児島県奄美大島の奄美市名瀬港観光船バースであった。建設現場や災害復旧現場などで活躍する重機の試乗体験や、特設ステージでの発表などがあり、あいにくの雨交じりの天気となったものの、会場は多くの家族連れでにぎわった。 建設・土木の仕事への理解普及と将来の担い手確保が目的の恒例イベント。建設関連のほか、警察や消防、海上保安庁、陸上自衛隊なども車両や制服試着などの体験ブースを設けた。 クレーン車やバックホー、フォークリフト、高所作業車などが並んだ重機の試乗体験コーナーには午前9時半の開場から多くの子どもたちが列をつくった。 パワーショベルの体験では、子どもたちはオペレーターから手ほどきを受けながら操作レバーを動かし、タイヤをフォーククローでつかんでコーンに入れる作業に挑戦。瀬戸内町から祖父母と訪れた女児(8)は「操縦をサポートしてくれて、楽しかった」と笑顔。建設用の車両が好きという男児(5)も「楽しかった」と喜んだ。 11回目となる今回は産学連携による地域貢献を目的に県立奄美高校の「奄美高校フェスタ」も同時開催。妊婦疑似体験(衛生看護科)やミニ相撲ロボット(機械電気科)など5学科がそれぞれの特色を生かしたブースを設け、訪れた人たちを楽しませた。 特設ステージでは子どもたちの演奏やダンス、奄美高校家政科の生徒によるファッションショーなどが繰り広げられ、多くの人が足を止めて見入っていた。