【動画】5日「大阪880万人訓練」。午前11時、大阪にいたら強制的に着信音付きで緊急メール受信/大阪
5日午前11時、大阪にいたら手持ちの携帯が鳴ります―。府民が色々な情報源から地震発生情報を認識し行動できるようにするため大阪府は5日、「大阪880万人訓練」を行う。 このため、訓練が行われる同日午前11時3分に大阪府内にいる人の携帯電話はマナーモードにしていても「大津波警報発表」の音付きの緊急速報メールが届く。同府では「これを機に地震への備えを考え、そうしたメールが届くかどうかも確認して頂ければ」と話している。
強制的に着信音が鳴って緊急メール受信
同府によると、この訓練は今回で3回目。1回目の同訓練では、メールが届いたのが全体の4割だったが、昨年の2回目では6割の人に緊急のメールが届いている。 今年は5日11時に「南海トラフ巨大地震が発生」「11時3分に大津波警報発表」という想定で行われる。そのため、その時間に緊急メールが届くという。 ただ、このメールは携帯電話をマナーモードにしていても、強制的に着信音が出る。「自分で音が出ない設定も出きるが、基本的には普通にマナーモードにしていても音が出ます」と担当者は話す。
他府県在住の人でも訓練時に大阪にいたら着信音付きメール受信
また、同時刻に大阪府内にいる人の携帯電話に「緊急メール」が届くという。「ふだんは東京に住んでて、たまたま5日午前11時に大阪にいる人の携帯電話もメールが届き着信音が鳴ります。逆に大阪在住の方が、府外へ出ていたら鳴りません」と担当者。 このほか、このメールが届いたあとに、府内の各市町村から、改めてメールが届くこともある。そのため、同府では「突然鳴って驚かないよう、また、車の運転時なども気をつけてほしい」と注意を呼びかけ、訓練の周知もはかっている。 ただ、今から5年前などに製造された古い携帯電話などは着信しないこともあるという。担当者は「着信音が鳴らない方はこれを機に『おおさか防災情報メール』などへの登録、またはスマホの防災アプリを入れるなどして頂ければ」などと話している。