新潟・橋本 J1残留「大丈夫」 ルヴァン杯準Vで“アルビスタイル”に手応え
J1新潟は6日、聖籠町のアルビレッジで9日の柏戦に向け、非公開で練習を行った。今夏加入したDF橋本健人(24)はルヴァン杯決勝で十分に発揮できた新潟のスタイルに手応えを感じ、残留に自信を覗かせた。 ルヴァン杯決勝で2度追い付く120分間の激闘を戦い抜いた橋本には、残留への確かな手応えがある。「決勝の緊迫した舞台でも自分たちの良さを出せた。あそこで出せればどこでも出せる。そういう意味でも大丈夫」と力強く語る。 昨季プレーした横浜FCで初めて降格を味わった。最終節まで残留の可能性を残していたが、最後は2連敗した。勝てずに不安になる時期を過ごした経験から「どれだけ自分たちを信じられるか。相手がどうこうではなくて、自分たちがやってきたことが出せるか」が大切だと感じた。 チームはリーグ戦で6試合未勝利。一方で、ルヴァン杯決勝ではビルドアップで相手のプレスを剥がし、分厚い攻撃から3得点した。築き上げてきたスタイルを貫けたことに「新潟は信じられるものが確実にある。ブレずにやれば結果はついてくる」とうなずく。 新潟らしさをアピールできた試合の後だけに柏戦は内容も結果も注目が集まる。「サポーターも悔しい思いをしている。あそこ(決勝)にもう1回立つんだという気概をチームとして見せるために、もう1回立ち上がって前を向いてやる」。もう負けはいらない。勝って一緒に喜び、残留へと大きく前進する。 (西巻 賢介)