【映像】<かく闘う・監督対談>智弁学園×大阪桐蔭 近畿決勝再び 勝利の秘策は 選抜高校野球
毎日新聞社
第93回選抜高校野球大会(19日開幕)の1回戦注目カードに臨む両監督が戦い方などを語り合うオンライン対談。最終回は、22日の大会第4日第2試合で対戦する智弁学園(奈良)の小坂将商監督と大阪桐蔭の西谷浩一監督。優勝候補同士の対決は、公式戦で過去5勝1敗と分がいい西谷監督が対談でも“主導権”を握った。 【写真】センバツ応援ポスターに小泉のんさん
智弁学園・小坂監督「序盤を大事に戦いたい」
――昨秋の近畿大会決勝で対戦し、甲子園での再戦となる。 ◆大阪桐蔭・西谷監督(以下、西谷) 秋に負けた相手なので、ひと冬かけて頑張ってきたことをどれだけ出せるか、力がついているかという試合になる。 ◆智弁学園・小坂監督(以下、小坂) 胸を借りるつもりでしっかりやりたい。ひと冬越えて両チームとも変わっていると思う。 ――冬場の強化ポイントは。 ◆西谷 昨秋は完全に力負けだった。走攻守すべてを鍛えてレベルアップしたいと思っていたところで、非常に(成果を)測りやすい初戦になった。 ◆小坂 メンバーはだいたい一緒。冬にいろいろやったが、キャッチャーがポイントになってくると思う。 ――理想とする試合展開は。 ◆西谷 粘り抜いて、終わった時に1点でも勝りたい。点数を取れるなら取りたいが、「簡単には取らせない」という顔を今、小坂監督がしている(笑い)。 ◆小坂 序盤を大事に戦いたい。
――鍵となる選手は。 ◆西谷 全員を束ねているキャプテンの池田が活躍すれば、勢いに乗るのではないか。 ◆小坂 内野陣。どれだけピッチャーを盛り上げるか。 ――警戒する相手選手は。 ◆西谷 いい選手がいっぱいいる。あと小坂監督にしっかりやってもらわないようにしないといけない。西村王雅選手、前川右京選手など、下級生の頃から出場している選手が多いので、そういう選手たちに勢いをつけてもらいたくない。 ◆小坂 池田陵真選手、宮下隼輔選手のクリーンアップ。そこにランナーをためて回さないようにしたい。あと、西谷監督に経験で負けているので食らいつきたい。 ◆西谷 口で言っているだけですよ。