【映像】<かく闘う・監督対談>智弁学園×大阪桐蔭 近畿決勝再び 勝利の秘策は 選抜高校野球
大阪桐蔭・西谷監督「しっかり準備している」
――近畿大会で何度も対戦しているが、試合中に相手の顔を見たりするのか。 ◆西谷 僕はよく見ているが、すぐ目をそらされるのであまり目は合わない(笑い)。 ◆小坂 怖いので(笑い)。目を合わすようにしていきます! ――組み合わせ抽選が例年より前倒しされた。どう生かしたか。 ◆西谷 相手の分析をするのも大事だが、秋に負けた相手なので、自分たちを鍛える方を優先してしっかり準備している。 ◆小坂 たまたま勝てただけだと思っている。もう一度胸を借りるつもりで頑張りたい。 ――昨年の秋とは違う戦い方や秘策は。 ◆西谷 それはもう、お互い秘密だと思いますよ。小坂監督がもう、ありありの顔をしてますからね(笑い)。 ◆小坂 してない、してない(苦笑)。 ◆西谷 僕は正直なので、何もないです。 ◆小坂 正直にゼロで行きます。 (かく闘う・監督対談は今回で終わります)
両校の甲子園での戦績
センバツ 14勝11敗、優勝1(16年) 全国選手権 21勝19敗 大阪桐蔭(2年連続12回目) センバツ 26勝7敗、優勝3(12年、17年、18年) 全国選手権 37勝5敗、優勝5(91年、08年、12年、14年、18年)
智弁学園(奈良)
1965年に弁天宗を母体に設立され、野球部も同年創部。甲子園は夏は68年に初出場し、19回出場して95年の4強が最高成績。センバツは第48回(76年)に初出場し、第88回(2016年)に初優勝。OBに岡本和真(巨人)、高代延博(元広島)ら。
小坂将商
こさか・まさあき 1977年7月23日生まれ。和歌山県出身。智弁学園高3年時の1995年夏の甲子園で主将兼中堅手として4強。法政大、松下電器(現パナソニック)を経て母校のコーチ、2006年4月から現職。今大会が春夏計13回目の甲子園で優勝1回。学校職員。
大阪桐蔭
1983年に大阪産業大高大東校舎として開設し、88年に大阪桐蔭として分離独立。野球部も同年創部し、第63回大会(91年)でセンバツに初出場した。2012年に藤浪晋太郎(阪神)、18年には根尾昂(中日)らを擁し春夏連覇するなど春3回、夏5回の甲子園優勝。ラグビー部なども強豪。
西谷浩一
にしたに・こういち 1969年9月12日生まれ。兵庫・報徳学園高、主将を務めた関大で捕手。93年から大阪桐蔭高のコーチを務め、98年11月に監督に就任。全国制覇7回(春3回、夏4回)は歴代最多、甲子園通算55勝(9敗)は歴代3位。社会科教諭。
毎日新聞社