【巨人】菅野智之、ロベルト・クレメンテ賞に関心「メジャーリーグの選手も社会貢献活動を重視」
巨人から米大リーグ、オリオールズへの海外FA移籍が決まった菅野智之投手(35)が、米球界で社会貢献に尽力した選手に贈られるロベルト・クレメンテ賞へ関心を寄せた。26日、都内で行われた第25回ゴールデンスピリット賞の表彰式にオンラインで参加。「メジャーリーグの選手もすごく社会貢献活動を重視してるのを聞いてます。いろんな選手から意見を聞いて、日本に帰ってきた時に何か還元できれば」と思いを新たにした。 ゴールデンスピリット賞は社会貢献活動に積極的に取り組むプロ野球人に贈られる賞で、菅野は15年から介助犬の育成、普及の支援に1500万円以上を寄付したことが評価された。自主トレ先の米ハワイから「何事も続けることが一番大事。賞に選んでいただき、認知度が上がっていけば、僕もここまで続けてきた意味があるのかなと思っています」と実感を込めた。 新天地で迎える25年。「この歳で新しいことに挑戦できるのはなかなかない。毎日いろんなものを吸収できるだけでワクワクする。1年間ローテーションをしっかり守って、契約して良かったなと思われるような活躍をしたい」と、新たな挑戦が待ち切れない様子だった。【平山連】 ◆ロベルト・クレメンテ賞 野球での活躍に加えて社会貢献に尽力した選手に贈られ、「MVP以上の価値」とも呼ばれる栄誉ある賞。71年創設当時の名称は「コミッショナー賞」。72年にパイレーツのロベルト・クレメンテ外野手がニカラグア地震の被災地へ救援物資を運搬する際、飛行機事故で亡くなり73年に名称変更。各球団からノミネートされた30人から選考委員会の投票などで1人を選出。過去にヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手やドジャースのクレイトン・カーショー投手らメジャー屈指の選手が受賞している。日本人の受賞者はいない。