山下智久“藍沢先生”が見せた決意の表情 いのちを守る現場で「やるか、俺たちだけで」<コード・ブルー1st Season>
放送中のドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)で気象庁気象研究所の研究官・“ハルカン”こと晴原柑九朗を演じる山下智久。5月15日放送の第4話では、子どもたちにいのちを守る防災の大切さを伝える真摯な姿が注目を集めた。 【写真】「まじ藍沢先生」と話題になった「ブルーモーメント」の山下智久 「ブルーモーメント」では次世代にいのちの大切さを伝える立場を演じる山下だが、“いのちの現場”と言えば医療ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ(2008年ほか、フジテレビ系)で演じた伸びしろ溢れる若手医師・藍沢耕作も印象深い。現在FODで順次無料配信中の1st seasonから、藍沢たちが初めてフェロー(フライトドクター候補生)だけで緊急オペに踏み切った第3話のエピソードを振り返る。(以下、ネタバレがあります) ■初めての“フェローだけで当直” 藍沢(山下)と白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)が一人前のフライトドクターへと成長していく姿を描いた「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」1st season。第3話「急変」では、初めて4人が自分たちだけで当直勤務に当たるエピソードが描かれた。 その夜、泥酔状態で転んだというサラリーマン・島田洋二(春海四方)が救急搬送されてくる。島田はひどく酔っていたものの、幸いケガは軽傷のよう。白石と藤川は念のため島田のCT検査を行い、急変に備えてICUに寝かせることにする。ところがその夜遅く、島田の容体が急変した。 ■「どんな名医だって、初めは未経験だ」 原因不明の出血が続き、島田の血圧は急激に低下。すぐに対処しなければ危険な状態だ。一分一秒を争う状況の中、藍沢は「やるか、俺たちだけで」。急変の原因も見つからないまま、未経験の手術に挑むことを決意。「経験あるの?」と不安な仲間たちだが、藍沢は「ない。だからやるんだ」と前を向いた。 「どんな名医だって、初めは未経験だ。放っておいたらその患者は死ぬんだぞ! オペにリスクはつきものだ。何もせず死なせるくらいなら、俺はリスクをとる」と藍沢。こういった、自分だけを信じて大きな挑戦に向かっていくゆるぎない決意の表情こそ、山下の真骨頂。その後、2nd season、3rd seasonと回を追う中で立派なフライトドクターに成長していく藍沢の「どんな名医だって、初めは未経験だ」の言葉も感慨深い。 15年前のフレッシュな山下の姿が見られるという点でも、この機会にあらためてチェックしたい名作だ。