中京大「完全男」高木快大が涙 青学大撃破にあと一歩も「通用しなかった」強打線から10奪三振で成長示す
◇第73回全日本大学野球選手権第4日準々決勝 中京大3―6青学大(2024年6月13日 神宮) 中京大は青学大に3―6で敗れ、1972年以来52年ぶりの4強進出を逃した。 最速151キロ右腕で来秋ドラフト候補に挙がる高木快大(3年)は、7回5安打5失点(自責4)で降板。「点を取ってもらったのに、守り切れずに悔しいです」と涙を流した。 直球と鋭く落ちるスプリットを軸に、全国屈指の強打線から10三振を奪う力投だった。 「力を残さずに投げていた」と6回までは1失点。しかし、7回からの2イニングで4失点して逆転負けを喫した。 今春リーグ戦では、名城大との開幕試合で1965年秋の愛知大・嵐和彦投以来となるリーグ59年ぶり3人目の完全試合を達成。 今大会は、日本文理大との1回戦で3安打完封勝利を挙げて、中2日で向かった先発登板だった。 「自信を持てる部分もあったけど、最後は通用しなかった。日本一の相手と戦い、いい経験ができた。もう一度ここで野球がやりたい。できれば青学大と戦って勝ちたいです」と秋の雪辱を誓った。