「ロフト付き賃貸」の「秘密基地っぽさ」に憧れがあるのですが、経験者から「暑いからやめときな」と言われました。家賃との兼ね合いを考えたらさけるべきでしょうか…?
ロフト付き賃貸の「秘密基地っぽさ」に憧れる気持ちはよく分かります。狭いながらも特別な空間を持つことで、生活にちょっとした冒険感をプラスできます。 しかし、経験者から「暑いからやめときな」と言われたことが気になるところです。この記事では、ロフト付き賃貸のメリット・デメリットを具体的に解説し、家賃との兼ね合いを考えた選び方について詳しく解説します。 ▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介
ロフト付き賃貸のメリット・デメリット
荷物が多い方や、自分だけの空間を持ちたい方にとって、ロフト付き物件は非常に魅力的です。ロフトの高さを生かすことで、無駄な空間を減らし、より多くの利用スペースを確保できます。 収納スペースとしての活用はもちろん、自分のプライベートエリアを設ける、ロフトに寝具を置いて寝室として利用することも可能です。さらに、天井が高くなることで開放感が生まれ、快適に過ごしやすくなります。空間を効率的に活用したい方にはおすすめの選択肢です。 一方で、ロフトのデメリットとしては、夏場の暑さが挙げられます。暖気は上にたまるためロフトが蒸し暑くなり、エアコンを効かせても冷えにくいことがあります。暑さ対策として、換気がしやすい窓がある物件を選ぶとよいでしょう。 それからロフトは、はしごで上り下りするのが一般的ですが、体調が優れないときや酔っているときなどは不安を感じるかもしれません。
ロフト付きの1DK物件は1DKや2DK物件に比べて家賃が高い傾向
ロフト付きの1DK物件は、通常の1DKや2DK物件と比べて家賃が高くなることが多いです。例えば、ある不動産会社が東京の都心部で紹介しているロフト付きの1DK物件は、2024年11月中旬時点で家賃が8.5万円からとなっています。 一方、同じエリアの1DK物件は4.6万円から、2DK物件は8万円からとなっています(こちらも2024年11月中旬時点)。このことからロフト付きの1DK物件は同じエリアの他の1DK物件よりも家賃が高めであり、ロフトの有無や物件の特徴が家賃に影響を与えていることがわかるでしょう。 2DK物件はロフト付きの1DKと同じくらいの家賃で提供されているため、広さや部屋数を重視する場合、2DK物件の方がコストパフォーマンスは良い可能性もあります。 ■ロフト付き物件を内見するときのポイント ロフト付き物件を内見する際は、エアコンの設置位置もチェックしておきましょう。 ロフトより上にエアコンがある方が冷暖房効率は良くなりますが、多くのロフト物件ではエアコンがロフト下に設置されていることが多いです。エアコンが下にあると空調の効率が悪くなるため、なるべく高い位置にエアコンが配置されている物件が快適に過ごせるでしょう。 また、ロフト部分は天井に近いため、上の階の生活音が伝わりやすくなります。ロフト付き物件は木造であることが多く、それゆえ遮音性が低いため、足音や話し声が響きがちです。 土日など住人が在宅している可能性が高い時間帯に内見を行い、上階からの生活音を確認することで、入居してから騒音で悩まされるリスクを減らせるでしょう。