昭和のおじさん「ふてほど」に流行語大賞…阿部サダヲさん「幅広い世代に響いたのかな」
今年話題になった言葉を選ぶ「2024ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が2日発表され、TBS系の連続ドラマ「不適切にもほどがある!」の略称「ふてほど」が年間大賞を受賞した。
ふてほどは、主演の阿部サダヲさん(54)がふんする「昭和のおじさん」が現代にタイムスリップするコメディー。コンプライアンスが重視される令和の価値観では不適切な言動を繰り返す中で、現代社会の生きづらさに物申す内容だ。
東京都内で行われた表彰式で、阿部さんは「親子で見られて、幅広い世代に響いたのかな。作品全体が評価されたと思っている」と笑顔で話した。
このほか、トップ10に、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が史上初めて達成した50本塁打・50盗塁を指す「50―50」、自民党派閥の「裏金問題」、パリ五輪陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手が試合後に発した「名言が残せなかった」などが選ばれた。