重賞初制覇を目指すバッデレイト(今年6月撮影、ユーザー提供：ちゃまさん)

　一昨年のホープフルSで2着だったトップナイフの半弟となるバッデレイト(牡3、栗東・上村洋行厩舎)が、神戸新聞杯(3歳牡牝・GII・芝2200m)で重賞初制覇を狙う。 【写真】バッデレイトこれまでの軌跡 　バッデレイトは父サトノダイヤモンド、母ビーウインド、母の父スピニングワールドの血統。半兄のトップナイフは22年のホープフルSなど、重賞で2着4回の実力馬。同じくステラウインドは15年の万葉Sの勝ち馬で、同年の七夕賞で2着、14年の函館記念で3着だった。また、祖母の半弟のテイエムオペラオーは00年と01年の天皇賞(春)を連覇するなど、GIを7勝した歴史的名馬だ。 　ここまで3戦2勝。5月の未勝利(京都芝2200m)で既走馬相手にデビュー勝ち。前々走の木屋町特別では重馬場も何のその、番手から押し切って2連勝を果たした。前走の阿賀野川特別でピースワンデュックにハナ差屈して初黒星を喫したが、内容はほぼ勝ちに等しいもの。今回は重賞初挑戦となるが、十分に好勝負に持ち込めていい。 　父に続く菊花賞制覇を目指すべく、優先出走権のある3着以内は至上命令。願わくは兄よりひと足先にタイトル奪取といきたい。