IBF世界ライトフライ級王者の矢吹正道「3週間ぶりのミット」週2回ほどの限られた機会に集中
プロボクシングIBF世界ライトフライ級王者の矢吹正道(32=LUSH緑)が30日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、ミット打ちの様子を約8秒の動画で披露した。 ムービングバッグも装着した上で構えるタキザワジムの滝沢卓会長(37)が持つミットへ、ワンツー+左フックを打ち込み、タタンタンと小気味よい音をジム内に響かせた。2人とも笑顔なのが印象的だ。 「練習は試合から2日後にしてるけど3週間ぶりのミット」「よく驚かれるのはトレーナーが週に2、3回しか来れないから必然とミットは週に2、3回しかやれません」「今思えばこの環境でよくここまで来たなーと」と記し実感を込めた。元WBC王者の矢吹は12日に実施されたタイトルマッチで王者だったシベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)から計3度のダウンを奪い9回TKO勝ちし、世界王座に返り咲いた。 自身でジムを構える滝沢会長がLUSH緑ジムを訪れる頻度は矢吹の試合1カ月前など調整が佳境に入れば週4回ほどに増えるものの、平常時は週2回ほど。「ボクシングIQは高い」というのが滝沢会長の矢吹評。環境を言い訳にしない世界王座返り咲きだった。