<花開く春・20センバツ国士舘>選手紹介/17 折田大和選手(1年) 貪欲にスタメン狙う /東京
<第92回選抜高校野球> 1年生ながら夏の初めから主力組のAチームに加わり、センバツもベンチ入り。だが「出るからには補欠じゃなく、スタメンを勝ち取って活躍したい」と貪欲に上を目指す。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 かつて高校球児だった父親に勧められ、小学2年で野球チームに入った。小中学生時代は主軸を担い、バットでチームを引っ張った。「より高いレベルで野球を」と進学先を考えていた時に国士舘と出会った。昨春のセンバツ出場を決定づけた、2018年秋の都大会、優勝する姿を神宮球場で目の当たりにした。「国士舘なら甲子園に行ける」。そこに夢への切符があるのだと心を動かされた。 だが、入学直後から、右肘が痛んだ。ごまかしながらプレーするも、昨秋の都大会が佳境を迎えた頃、耐えがたいものになった。疲労骨折だった。1カ月ほどボールを投げず、下半身強化に集中して打撃の向上に力を入れた。復帰後は、監督のすすめで「小学校以来」という外野守備にも取り組んでいる。 オフの日は10歳年上の姉とカラオケボックスに出かける。大好きなKポップの熱唱が、心を和らげてくれる。【川村咲平】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… 「自分のプレーだけでなくチームに貢献」。172センチ68キロ、右投げ右打ち 〔都内版〕