【台風情報】11月上陸は過去一度だけ 台風21号は“異例の”本州接近か 強い勢力で沖縄接近のちさらに本州に向けて北上おそれ 気象庁&欧米予報機関ともに予想 来週は台風+秋雨前線にも注意【3連休にかけて雨・風シミュレーション】
気象庁は、25日午前発表の週間天気予報の資料解説で ・31⽇から11⽉1⽇は、⾼気圧が沿海州から千島近海へ移動する。前線は本州南岸に停滞し、台風第21号をまわる湿った空気が⻄⽇本中⼼に流れ込む可能性がある。 ・30⽇頃は、台風第21号の動向によっては沖縄・奄美では⼤しけとなるおそれがある。 ・29⽇から30⽇に、本州南岸に前線が停滞する予想は各モデルでおおむね揃っているが、31⽇以降は台風第21号の予想のばらつきが⼤きい。 【画像で確認】台風+秋雨前線にも注意 11月5日までの雨・風シミュレーション ■アメリカ予報モデル 北上して日本列島に接近する可能性も アメリカ軍合同台風警報センター(JTWC) アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。 台風21号についての進路予想をみると、大きくは気象庁の予想と同じような傾向となっています。フィリピンの東海上で北寄りへと進路を変えて、また最大風速をみてもだんだんと発達させる予想です。 ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります) また台風21号とは別の雲域について「98W」として黄色の丸で示して監視対象としています。 JTWCでは定めた基準以上に発達する雲のまとまりができると、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けして情報を発表します。赤色になると24時間以内に定めた基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性が高いことを示しています。 LOW(黄):監視対象ではあるが、今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低い MEDIUM(オレンジ):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性も高まっているが、発達するには24時間以上かかる見込み HIGH(赤):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する見込み