６回、３ランを放つヤンキース・スタントン（AP）

◇１８日（日本時間１９日）　大リーグ　ア・リーグ優勝決定シリーズ第４戦　ガーディアンズ６―８ヤンキース（クリーブランド） ◆ダイビングキャッチで魅せたジャッジ【写真】 　ヤンキースは敵地でガーディアンズに８―６で競り勝ち、３勝１敗として１５年ぶりワールドシリーズ進出に王手をかけた。 　１０月になると、この大砲が輝きを放つ。６回１死一、二塁。ＤＨのジャンカルロ・スタントン（３４）が右腕スミスの外角高め１５２キロ直球をたたいた打球は、左翼席に飛び込む３ラン。２試合連続アーチ、今ポストシーズン（ＰＳ）４号、今シリーズ３号と大当たり。 　ＰＳ通算１５号はヤンキース歴代４位のベーブ・ルースと同僚のアーロン・ジャッジに並んだ。同歴代トップはバーニー・ウィリアムズの２２本で、これに『ザ・キャプテン』ことデレク・ジーターの２０本、『歴代最強スイッチヒッター』ミッキー・マントルの１８本と続く。 　また、米野球データアナリストのサラ・ラングスさんによれば、「ＰＳデビューから３５試合で１５本塁打」は、カルロス・ベルトラン（元メッツ）とネルソン・クルーズ（元レンジャーズ）に並ぶメジャー記録。大リーグ公式サイトは「ＰＳ３５試合で１５本塁打、３３打点は、レギュラーシーズン１６２試合に換算すれば６９本、１５２打点ペースだ」と報じた。 　スタントンは２０２２年もＰＳで６発を放っており、「２度の単一ＰＳで４本塁打以上」は、『ミスターオクトーバー』ことレジー・ジャクソン（元ヤンキース）に続いてメジャー史上２人目。「複数の走者を置いてＰＳ通算４本塁打」は、マニー・ラミレス（元レッドソックス）とＪ・Ｄ・マルティネス（メッツ）のメジャー最多に並んだ。