強打の作新学院、山梨学院のエースに挑む センバツ第10日
◇第95回記念選抜高校野球大会第10日第1試合 作新学院―山梨学院(8時半開始予定) 【今大会のホームランを写真特集で】 山梨学院のエース右腕・林謙吾投手(3年)に対し、強打の作新学院(栃木)がどう挑むか。 林投手は全3試合に先発して3失点。1、2回戦を完投し、3回戦は八回途中まで投げた。制球力を生かした投球に安定感があり、1人で試合を作ってきた。102球を投げた3回戦から中1日で迎えるだけに、どこまで体力を回復できるか。 打線は3試合で24安打14得点。持ち前の長打力で林投手を早めに援護したい。佐仲大輝選手(3年)は打率4割超で4打点と勝負強い。 作新学院は2試合で23安打17得点。初戦の2回戦でベンチ入りメンバー18人のうち17人を使い、3回戦は全18人を使った。控え野手の振りも鋭く、打線はつながりだすと止まらない。3回戦で九回に逆転2ランを放った武藤匠海選手(3年)の打撃にも注目だ。すきがあれば積極的に次の塁を狙う姿勢も要所で光る。2試合で計14失点の投手陣の踏ん張りも欠かせない。 作新学院はエース江川卓投手を擁して4強入りした1973年大会以来、50年ぶりのベスト4が懸かる。【浅妻博之】