【写真：Getty Images】

　UEFAユーロ2024（EURO2024）ラウンド16、オーストリア代表との“リベンジマッチ”に勝利したトルコ代表のビンチェンツォ・モンテッラ監督が、試合後のインタビューで歓喜と安堵の声を漏らした。イギリスメディア『The Guardian』が、現地時間3日に報じている。 【決勝トーナメント表】サッカー ユーロ2024（EURO2024） 　この試合は、グループFを2位通過したトルコと、フランスやオランダと同居したグループDで首位通過を果たし大会のダークホース候補として名を上げたオーストリアの対戦。3月のテストマッチで両チームが対戦した際には、トルコは、モンテッラ監督の解任を望む声まであがるほどだった1-6の惨敗を喫した。そのため、戦前はオーストリア勝利の予想が多かった。 　 　しかし、トルコはDFメリフ・デミラルがCKから2点を奪うと、守護神メルト・ギュノクを中心とした守備で失点を1点に抑え、望外の勝利を手にする。同メディアによれば、モンテッラ監督はこの試合に相当のプレッシャーを感じていたようで、「あの大敗は私のキャリアに最悪の汚点を残してしまった。この重荷から解放されるのを待っていたんだ。監督というのは選手たちと同じ闘争者であり、私は今の今まで、この試合が3月の試合のような結末にならないよう、闘志を燃やしてきた」と打ち明けた。 　イタリア人指揮官は続けて、「我々がピッチで示した気迫を誇りに思う。システム、ゲームプラン、戦術はもちろんだが、今日はトルコ人の魂を見せることができた。これこそ、私がこの国で最も愛しているものだ」と、チームを激賞した。次戦は、グループリーグでオーストリアに敗れているオランダとの対戦。モンテッラ率いるトルコが2008年大会以来のベスト4をかけて戦う一戦は、日本時間7日午前4時にキックオフだ。