【独占!】刑事役の町田悠宇「降り積もれ孤独な死よ」で感銘を受けた共演者とは?
――長谷川の上司となる五味役の黒木さん、川相役の野間口さんの話が出てきましたが、お二人と共演されていかがですか。 「野間口さん、黒木さんお二人とも初めて今回共演させていただきました。野間口さんは言わずと知れた実力派俳優の先輩ですし、失礼な言い方かもしれませんが、僕の中では“お芝居モンスター”というイメージがありました。僕は野間口さんにどうしても役作りやお芝居について伺いたかったので、撮影の合間にいろいろ質問してしまいました」 ――気になります! 言える範囲でお願いします! 「ものすごく簡潔な言い方にはなるのですが、突飛な何かということではなく、”ちゃんと” “しっかり” 準備するということです。それがあっての、表現の段階というか」 ――ありがとうございます。では、黒木さんの印象はどうでしたか? 「黒木さんは、圧倒的な美貌の持ち主であり、繊細な表情がとてもすてきで感銘を受けました。また、セリフのトーンやボリュームはすごくナチュラルですが、セリフの大きさより大きく意思が伝わるというか。それはお芝居の技術やこつではなく、生きざまが投影されているんだと思います。これは先輩方皆さんに感じることですが。黒木さんの場合、心(しん)が強くて、ご自身の中での生き方や信念、哲学のようなものが確立されているからこそ、ああいうナチュラルの中でも意思がはっきり伝わる表現ができるんだろうなと。勝手な僕の分析で失礼だったら申し訳ありません(笑)」
――それでは、冴木役の成田さんとの共演はいかがでしょう。 「成田さんと吉川さんとは初めてで、今回はガッツリ共演というよりかは、一緒のシーンがあるという感じですが、成田さんは座長としてのたたずまいがすてきな方で、抜け感というか、世の中の皆さんが思っているような色気を感じました。第1話から第5話までは視聴者として作品を見ていた時に、成田さんはすごく説得力のある演技をされていると思ったんですけど、現場でお会いして、成田さんはお芝居に対してストイックで、セリフのトーンや技術的な面、マインドセットなど全ての精度がとても高くて、説得力が半端ないなと改めて思いました。撮影中でない時もすごくかっこよくて脱帽です。男が見てもかっこいい方です」 ――物語もいよいよクライマックスです。これから注目してほしいポイントを教えてください! 「ストーリーも佳境に入り、容疑者もだいぶ絞られてきたので視聴者の方それぞれで、おそらく『この人が真犯人だ』という予想は立ってきているんじゃないかなと思いますが(笑)、果たしてそれはどうなのか。そしてなぜこういう事件が起きたのか、真相はなんなのか、もちろん最後には明らかになるのでそこを楽しみにして、引き続き見ていただけたらなと思います」