やっぱり連休中のホテル代は高いですか?普段は旅行に行かないのですが、「シルバーウィーク」に家族旅行を考えています。
シルバーウィークなどの連休は、貴重な休みだからと旅行を計画している方も多いでしょう。しかし、連休には飛行機やホテルの料金が高くなることが知られています。 早めに予約すれば料金を抑えられますが、スケジュールが確定していないという方もいるかもしれません。本記事では、シルバーウィークの宿泊料金の違いと、ホテルの料金が変動する理由について解説します。
シルバーウィーク期間のホテル代はどれくらい?
ホテルの宿泊料金を平日とシルバーウィーク・年末年始でそれぞれ比較すると、多くのホテルでは平日と連休期間に2倍以上の価格差があります。 なかには3~4倍も差があるホテルも多くあり、平日とシルバーウィーク・年末年始などの連休ではかなりの料金に差があることが分かります。普段なら宿泊料金が1万円を下回るホテルでも、ハイシーズンや連休期間は大幅に値上がりします。 なお、シルバーウィークと年末年始を比較すると、ほとんどのホテルが同じような価格帯です。
ホテルや旅館の宿泊料金が変わるのはなぜ?
同じホテルでも、時期により宿泊料金が異なるケースはよくあることです。多くのホテルや旅館では、シーズンによって宿泊料金を随時変動させています。そこで本項では、宿泊料金が変わる主な理由について解説します。 ■需要に合わせて部屋数を調整できないから ホテルや旅館には、閑散期と繁忙期があります。連休中に旅行する人は多くいますが、平日に旅行する人は少数です。ただし、ホテルの部屋数は決まっており、需要の高さに合わせて部屋を増やしたり減らしたりできません。 そのため、ホテルは需要が高いシーズンの価格を高く設定することで、需要と供給のバランスを取っています。また、多くのホテルでは、空室が少ない日に料金を上げるシステムを採用しています。平日でも、宿泊料金が若干異なるのはこのためです。 ■ホテル側で需要を予測しているから 価格をAIやホテル内の予約システムで自動設定しているところもありますが、特別な需要がある日には手動で変更する場合もあります。例えば、花火大会や人気アーティストのコンサートがある日は、近隣ホテルの宿泊料金が上がる傾向です。ホテルは、近くで大規模なイベントが開催されることを見越したうえで、宿泊料金を設定しています。 なお、ホテルによっては価格をつり上げ過ぎてしまうケースもあるため、宿泊を検討する際は他の日の料金と比較して、価格の妥当性を判断しましょう。
連休中のホテル予約は早いほうが有利
シルバーウィークや年末年始といった期間は、ホテルが料金を高めに設定していることが多くあります。そのため、どれだけ早く予約しても、平日より割高になってしまうことは避けられません。 一方で、連休の1週間前や当日など直前のタイミングであれば、空室が少なければ料金がさらに上がってしまいます。料金が高いからといってサービス内容が変わるわけではないため、できるだけ早めにスケジュールを把握して予約しておくことをおすすめします。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部