保護者対応センター新設へ 天理市、教職員の負担軽減
奈良県天理市と市教育委員会は30日、小中学校や幼稚園などの保護者対応を一元的に担う窓口として、校長経験者や心理士らを配置した「子ども応援・相談センター(仮称)」を新設すると発表した。日常的に対応に追われる教職員の負担軽減が狙いで、来年度から運用する。 学外にこうした窓口を設けるのは全国的にも珍しい取り組みだといい、記者会見した並河健市長は「先生が子どもに向き合える時間的、精神的余裕をしっかり確保する。教員の働き方改革の一番大きな要素だと思う」と強調した。 新たな相談センターは、市の教育総合センター内に設置し、対象は市立小中学校や幼稚園・保育所などに通う子どもや保護者。