ハイブリッドにMTモデルもあり! 新型スズキ・スイフトを先代モデルと比べてみる! スタイルは?スペックは? 価格は?
インテリア
インテリアデザインも大きく生まれ変わり、スズキ初採用となる9インチディスプレイオーディオの画面は、先代のコンソール中央からダッシュボード上に移動。 エアコン操作系はスイッチ+ダイヤルからスイッチ+トグルに変更。エアコン吹き出し口やメータークラスターのデザインと合わせて丸型から直線貴重になっている。 パーキングブレーキが上級グレード(ハイブリッドMZ)でスイッチ式、それ以外ではレバーという設定は先代から踏襲された。 メータークラスターは先代のスポーティな丸型二眼タイプからオーソドックスな形状になったが、指針タイプのメーターと中央にマルチインフォメーションディスプレイ(カラー)を配置する点は変わっていない。
シート
ファブリック表皮のシルバーステッチシートは先代と同様だが、撮影車両では表皮のカラーがメランジグレー&ブラックで先代の撮影車両よりも明るい印象だが、ベースグレードの「XG」ではブラックとなる。また、インテリアカラーでも、シルバー系のガーニッシュ加飾が差し色になり、先代より明るく軽快な印象に感じられる。地味ながらリヤのセンターシート用のヘッドレストがやや拡大されているようだ。
ラゲッジルーム
6:4分割可倒式リヤシートで拡張できるラゲッジルームは機能的に大きな変更はないようだが、リヤコンビネーションランプの形状変更により、開口部最大幅が拡大されている。
ドライブトレーン
新型にはこれまでのK12型に変えて新開発のZ12E型エンジンが搭載された。このエンジンはK12C型の直列4気筒に対し直列3気筒な点も大きな違いとなっている。加えてCVTも新開発され、マイルドハイブリッドと組み合わせることで高効率で優れた燃費性能を実現。低速から滑らかに立ち上がるトルク特性で軽快感のある走りと好燃費を両立しているという。 さらに、「HYBRID MX」のFF車にはスズキ初のマイルドハイブリッド+5速MTを設定している。この5速MT車以外には全グレードに4WD車を用意するのも特徴だ。 一方でベースグレード「XG」にはノンハイブリッド仕様も用意され、価格的なアドバンテージも担保される。 表記の上では同じ「1.2L」となるが、新型は1200cc未満、先代は1200ccを上回る排気量設定。その分、数値上の出力とトルクは下がっている。しかし、Z12Eがかなりロングストロークなボア×ストローク設定となっていることからトルクは数字以上に期待できるのではないだろうか。 また、燃費性能でも先代では上級グレード「HYBRID RS(FF)」で21.0km/L(※)だったのが、新型では「HYBRID MZ(FF)」で24.5km/L(※)に向上している。ノンハイブリッドグレードの「XG」で比較しても先代の20.0km/Lから23.4km/Lに向上しており、新型エンジンの燃費性能を窺わせる。あとは実燃費でどうなるかが気になるところだ。 ※WLTCモード
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