塩麹なら簡単にうまみMAX! カリッ&ジューシーな極上フライドチキン
10年余り前にブームになった「塩麹」。健康につながる栄養が豊富なことから、今、再び、その良さが見直されています。スーパーでも商品の棚が広がって、SNSなどでも盛り上がりを見せていますね。 【画像で見る】塩麹×とんカツ用肉でおしゃれ洋食に!「塩麹ポークソテー レモンバターソース」 和食のイメージが強いかもしれませんが、塩麹は、いわば「うまみのある塩」。ふだん使っている塩の代わりに、どんな料理にも活用できますよ。 今回は「大人も子どもも喜ぶ、洋風おかず」というリクエストで、料理研究家の市瀬悦子さんにレシピを教わりました。 「麹の効果で、骨付き肉や厚みのあるとんカツ用肉なども、驚くほど柔らかくなります。その特徴がよくわかる、フライドチキンを作ってみましょう!」(市瀬さん) レシピを教えてくれたのは 市瀬悦子さん 料理研究家。肉料理をはじめ、簡単に作れて、食欲をそそるレシピに定評がある。テレビ、書籍、雑誌などで活躍中。著書に『おいしいボリューム煮込み』(ワン・パブリッシング)など。Instagram @ichise_etsuko 「短時間で肉に味がしみて、風味豊かになるのも塩麹を使うメリットです。さらに、おろしにんにくを合わせることで、味に深みが出ます。 ころもは小麦粉と片栗粉の合わせ使いで、カリッとした仕上がりに! ジューシーで柔らかなとり肉とのハーモニーを楽しんでください」 ■塩麹&ガーリックのフライドチキン 材料・2~3人分 とり手羽元…6本(約350g) 【A】 ・塩麹…大さじ3 ・おろしにんにく…1/2片分 かぼちゃ…150g アスパラ…3本 【B】 ・小麦粉…大さじ3 ・水…大さじ3 【C】(バットに混ぜる) ・小麦粉…大さじ4 ・片栗粉…大さじ4 揚げ油、塩 【作り方】 1 手羽元は骨に沿って2本、深く切り目を入れる。ボウルに入れて【A】をもみ込み、室温に約20分おく。 2 かぼちゃは長さを半分に切り、1.5cm幅のくし形切りにする。アスパラは根元のかたい部分の皮を皮むき器でむき、長さを半分に切る。 3 1 に【B】を加えて混ぜ、1本ずつ【C】をしっかりとまぶす。 4 フライパンに揚げ油を2cm深さまで入れて160℃に熱する。かぼちゃは約2分30秒、アスパラは約30秒揚げ、油をきって塩少々をふる。続けて3を入れ、時々上下を返しながら約6分こんがりと揚げ、油をきる。 (1人分445kcal/塩分2.4g) * * * さらにもう1品、とんカツ用肉と塩麹で作るソテーをご紹介します! ■塩麹ポークソテー レモンバターソース 塩麹にレモンの爽やかな香りとバターのコクが加わり、ポークソテーの味がワンランクアップします♪ 【作り方】 1 豚ロースとんカツ用肉2枚は筋を切って塩麹大さじ2をからめ、室温に約20分おきます。 2 その間に玉ねぎ1個を輪切りにし、油を熱したフライパンでこんがりと焼きます。さらに裏返して弱火で蒸し焼きに。玉ねぎに塩をふったら、器に盛ってスタンバイ! 3 続けて、同じフライパンに油を足し、豚肉の塩麹を軽くぬぐってから並べます。最初は弱めの中火にかけ、焼き色がついたら裏返し、さらに弱火で焼いて2の器に盛ります。 4 フライパンを拭いてからバターを入れて中火で溶かし、ミニトマト12個を加えて炒めます。レモン汁と塩を加えて混ぜ、豚肉にかけてでき上がり! (1人分485kcal /塩分2.9g) どちらのメニューも、塩麹が焦げないよう、火加減に注意するのがおいしく作るポイントです。ぜひ、いろいろな料理に塩麹を活用してみてください! レシピ考案/市瀬悦子 監修/関口絢子 撮影/木村 拓 スタイリング/河野亜紀 栄養計算/スタジオ食 編集協力・文/singt