上茶谷、現役ドラフトでソフトバンク移籍 先発ローテを勝ち取れるか?
現役ドラフトで上茶谷大河がDeNAからソフトバンクに移籍した。 上茶谷は球団公式ホームページで「先発として結果を出したいと思いずっとやってきたので、この機会をチャンスと捉えて結果で恩返ししたいですし、そのためにメキシコに行っていて、そこで新たに掴んだものもあります。それをしっかり出して新しい自分を新天地で発揮できるように頑張ります。まずは開幕ローテーションに入ること、二桁勝利をすることを目指して頑張ります」と意気込んだ。 新人時代の19年に7勝をマークしたことのある上茶谷は、直近2年はリリーフを務めていたが、新天地となるソフトバンクで先発に再挑戦する。 ソフトバンクの先発事情を見ると、今季最多勝に輝いた有原航平、最優秀防御率のタイトルを獲得したモイネロの2本柱に今季20試合・120回を投げ、9勝・防御率1.95をマークしたスチュワート、20試合・122回1/3を投げ8勝・防御率2.50だった大関友久、今季から先発に転向し19試合・119回1/3を投げ7勝・防御率2.87だった大津亮介がいる。 100イニング以上投げた投手はこの5人で、FAでロッテに移籍した石川柊太は63回1/3、現役引退した和田毅は26回1/3だった。その他、先発候補を見ると東浜巨、ファームで防御率1.95だった前田純などか。 強力2枚看板に加え、スチュワート、大関、大津までが指を数えられるが、6枚目以降は流動的になりそう。そうなると、上茶谷もオープン戦から結果を残していけば開幕ローテーション、その先の二桁勝利も十分可能な数字と言えそうだ。ただ、ここへきて上沢直之の獲得の報道も出てきている。 ポジションは違うが、現役ドラフトで今季日本ハムから加入した長谷川威展は、32試合に登板して4勝6ホールド、防御率2.49の活躍を見せた。上茶谷も新天地で花を咲かすことができるか注目だ。
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