K-POP合唱・ペンライト、祭りになったデモ…食べ物の先払い・分け合いも(2)
外国人たちは韓国のこのような集会・デモ文化を興味深く見守った。韓国に住んで4年目のカナダ人ジャック・グリーンバーグさん(25)は、「前世代の犠牲で立てられた民主主義と憲政秩序を守ろうと勇気を出した韓国市民から深い感銘を受けた」と話した。インドネシア人のシャパさん(24)は「好きな歌手のペンライトを持ってきて楽しく集会する姿が興味深かった」とし「韓国のこのようなデモ文化は全世界に広がった」と話した。Xなどソーシャルメディアでも「韓国人になりたい」「K-POPに続き、K集会も輸出するのか」など熱い反応があふれた。 外信もこのような姿に注目した。ロイター通信は「市民がデモに持ち出したペンライトがロウソクの火を代替し、非暴力と連帯のシンボルとして浮上した」と、BBCは「2年前に梨泰院(イテウォン)惨事という雑踏事故を体験した韓国は今回の集会ではそのようなことが起きないように努力している」と伝えた。日本経済新聞は「(韓国のデモ文化は)次世代型民主主義の姿」と評価した。 専門家は「MZ世代」が集会・デモをリードし、新しい文化が作られたと分析した。成均館(ソンギュングァン)大学のク・ジョンウ教授(社会学)は「若い世代が今回の事態を見て『自らを守る』と政治的に目覚め、集会・デモ主導勢力の世代交代が起きた」として「献身するファンダム文化が民主主義の危機克服という目標と結び付けられ、平和的な集会・デモが行われた」と分析した。全北(チョンブク)大学のソル・ドンフン教授(社会学)は、「悪や暴力を使わなくても、寒い中で席を守りながら楽しく声を上げる行為で、十分にメッセージを出せるということを若い世代が示した」と評価した。