UFC女子、ハイキック失神KO負けで数分間も意識もどらず「彼女は大丈夫か?」ファン心配
11月23日に中国・特別行政区マカオで開催された総合格闘技イベント『UFCファイト・ナイト』の女子ストロー級マッチでハイキックを受けて失神ダウンしたフォン・シャオツァンが数分間も意識もどらず、蘇生後に病院に直行した事態に「彼女は大丈夫か?」と心配の声が上がった。 【フォト&動画】UFC女子選手が数分間も意識もどらず!衝撃のハイキック失神KOの瞬間 Road to UFC女子ストロー級決勝として実施された一戦。勝利したシー・ミン(中国)はキックとテコンドーをベースに持つ攻撃的なストライカー。医師免許を持つ異色のキャリアを持っている。対するシャオツァンは準決勝で元DEEP JEWELSストロー級暫定王者・本野美樹を判定で下すなど今回の優勝候補だった。 試合は開始から2Rまで、長身のシャオツァンがリーチ差を巧みに利用し、前に出るミンをカウンター狙いでいなす展開。そして最終3R、意を決したミンが強いプレスから前進。シャオツァンが右のパンチを繰り出した瞬間、電光石火の右ハイキックが炸裂! 死角からの一撃を被弾したシャオツァンは失神ダウン、身体は硬直して両脚も伸び切った状態だ。 騒然となる会場、失神したシャオツァンが意識を取り戻すのに4分間も時間を費やしたという。医療スタッフの治療後、首に固定された状態のシャオツァンは担架で運び出され、会場近くの病院に緊急搬送されたという。 視聴者からは「彼女は大丈夫か」と心配する声が多く寄せられたが、現地報道によれば、シャオツァンは痛みや目眩もなく腕も動かせ、その後のCT検査も良好、蹴りによる首の負傷もなかったという。 勝利したミンは見事にUFC契約を獲得。一方逃したシャオツァンだが、早く回復をし、再挑戦に期待したい。 『UFCファイト・ナイト』 11月23日 中国・特別行政区マカオ ▼女子ストロー級マッチ(Road to UFC女子ストロー級決勝) ○シー・ミン(中国) KO 3R46秒 ※右ハイキック ●フォン・シャオツァン(中国)