布目電機が白河に工場 福島県、市と立地協定締結 26年度操業へ
半導体製造装置や工作機械向けのトランス(変圧器)などの製造を手がける布目電機(名古屋市)は、福島県白河市の県営工業団地「新白河ビジネスパーク」に工場を建設する。2026年度内の操業開始を目指す。県と白河市、同社が26日、工場立地に関する基本協定を結んだ。 同社が東北地方に生産拠点を設けるのは初めて。交通のアクセスが良い場所に工場を新設することで、東北と関東の両地方での営業基盤を固め、生産体制を強化する。 同社は今後、県から約0.5ヘクタールの土地を取得し、25年夏に建設を始める。工場の建設面積は約3400平方メートル。操業開始時は、地元から8人程度を採用する。順次、新規の雇用者数を拡大する予定だ。 基本協定の締結式は26日、白河市役所で行われ、鈴木和夫市長と岡本武志社長、県企業誘致担当の星正敏理事が協定書を取り交わした。鈴木市長は「一人でも多くの雇用者を増やすことを期待する」、岡本社長は「地元の皆さまに応援していただければ幸い」と話した。
福島民友新聞