雪テーマ、札幌芸術祭開幕 気候変動訴える作品も
3年に1度開かれる「札幌国際芸術祭」が20日、札幌市で開幕した。雪をテーマに、10カ国以上のアーティスト約80組が参加し、市内の美術館や劇場など主要6会場で展示やイベントを行う。2月4~11日は、冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」の会場の一部でも展示される。 会場の一つ「未来劇場」では「今ある危機」をテーマに、アルプス山脈で気候変動に伴う氷河の融解を遅らせようと、環境負荷の高いプラスチックの巨大なシートで雪が覆われたことを皮肉る作品が展示された。 初日の20日は、来場者らが小川秀明ディレクターと共に会場を巡って、作者の話に耳を傾ける機会も設けられた。2月25日まで。