【那須の注目宿】美しい水庭と地元食材のフレンチを楽しむ新しいオーベルジュ『那須 無垢の音』へ
まずは、この宿泊施設の目玉といえる「水庭」へ行ってみましょう。 水庭は、遠くから見ると木々が密集する森のように見えますが、近づいてみると光がたっぷりと注ぎ、見上げれば空も見える開放的な空間となっています。「森のように木々が密集していながらも、地面に太陽の光がしっかりと届くようプランしました」と石上さん。水庭の木々は、敷地内の別の場所に植えられていたものを、シャベルで根ごと掘り返して、設計した通りに移植したといいます。
水庭の木々はクヌギなどの落葉樹が中心で、春から夏にかけては青々とした新緑、秋には紅葉と、季節によって異なる表情を楽しませてくれます。 水庭につくられた60強の池は循環しており、耳をすませば水の流れる涼しげな音が聴こえてきます。この日は雨上がりでしたが池の水はよどみなく、空の色や木の影を美しく映し出していました。都会の喧騒が嘘のように思われる静かで穏やかな景色は、日々忙しくする来訪者の心をデトックスさせてくれそう。
那須エリアでは冬季休業する宿泊施設も多い中、『那須 無垢の音』は年中無休で営業予定。「銀世界に水の流れる音が響く水庭も風情があるので、ぜひ訪れて欲しい」(石上さん) 次は「スウィートヴィラ」へ参りましょう。
大開口から豊かな自然を望むプライベート空間「スウィートヴィラ」
宿泊したのは「スウィートヴィラ」のツインルーム。約68平米の室内と約14平米のテラスからなる空間は広々としている一方、無垢材のあたたかみや自然由来の香りが感じられ、なんとも心地よく、落ち着けました。
テラスの前にも木々が立ち並び、豊かな自然を堪能できます。目の前には水庭と循環する小川が流れ、テラスに置かれたチェアに腰掛けながらせせらぎや鳥のさえずりに耳を傾けると、身も心も癒やされるよう。
大開口を通じてテラスと隣接するリビングの上には、小上がりのベッドスペースとワーキングスペースが。カウンターテーブルには電源とテーブルランプが用意されており、仕事や読書に最適。バカンスだけでなく、ワーケーションで利用しても良さそうですね。