【住之江ボート・SGグランプリ】転覆した21、23年大会のリベンジへ! 平本真之がやり返す
住之江ボートの「SG第39回グランプリ」は20日、トライアル2nd2回戦に突入する。 ◇ 必ず逆境をはね返す。 平本真之(40、愛知)は5号艇で挑んだトライアル2nd1回戦11Rで奮闘むなしく5着。「展示タイムも全然出ていないし、定松(勇樹)選手とは相当、差を感じました」と肩を落とした。 無理もない。1号艇で迎えたTR1st1回戦で白星発進と快調に滑り出したが、その先に待っていたのは予測もできない結末だった。3号艇の2回戦は、ピット離れで後れを取って進入は〝まさか〟の大外へ。「どちらかと言うとピット離れで出るという想定だった。6コースは想定外だった」と、大舞台に潜む〝魔物〟に一瞬の隙を突かれて5着。その挽回に燃えていただけに2ndの結果に表情は暗い。 それでも黄金ヘルに懸ける思いは誰よりも強い。2021年大会に続き昨年も優勝戦で転覆。ともに舞台は住之江だ。リベンジには、この水面で頂点に輝くしかない。 「舟の返りも出口の進みも甘い。ペラも叩くし、整備士さんにも相談します」と狙うは大幅なパワーアップだ。 注目の枠番抽選で引き当てたのは3号艇。2回戦12Rで舟券に貢献して6強入りへ前進する。(加納空樹)