JO1、ホームな雰囲気で9作連続1位を祝う。川尻蓮「聴いてもらって、やっと完成。一緒にナイスなシングルを作れてうれしい」
会場にいる全員で作り上げた“温かな空気”
そのあとは再び、パフォーマンスコーナーへ。低音がクールな「ICY」、美しいハーモニーも楽しめる「Belive in You」を披露し、パフォーマンスにおいても5年分の成長を見せていた。 アンコールでは、まずひとりずつJAMにメッセージを贈った。メンバーの個性が見えるJAMへの感謝とメッセージはもちろんだが、彼らのわちゃわちゃ自体も見ていて楽しい。そして、最後は「Maybe Next Time」をパフォーマンス。曲が始まる前、河野が「もっと自由にいこうぜ!」とシャウトしていた言葉のとおり、與那城が大平をバックハグしたり、各々ステージ上を歩いたり。ゆるく、そして温かいパフォーマンスでイベントに幕を下ろした。 * JO1のパフォーマンスを見たのは『SUMMER SONIC 2024』ぶりだ。そのときはバチバチにキマったパフォーマンスでオーディエンスを魅了していたが、今回のイベントではいい意味でそのトゲが隠されていたようだった。ホームにいるからこそ見せていた、素の顔がいくつもあったように感じる。 川尻が「(CDは)みなさんのもとに届いて、聴いてもらって、やっと完成だと思うので。一緒にナイス(9TH)なシングルを作れてうれしいなと思います」とコメントをしていたように、この日の温かな空気は会場にいた全員で作っていたはずだ。その心温まる空気感をいつまでも持ちつつ、世界に飛び立っていくであろうJO1の姿を見守り続けたい。
文=高橋 梓