晴れ着で思い出の一枚撮影 輪島「二十歳の集い」中止で
能登半島地震の影響で1月の「二十歳の集い」が中止された輪島市で12日、晴れ着姿の撮影会が開かれた。振り袖を着た女性は思い思いのポーズを取って写真に納まり、「いい記念になった」と喜んだ。 能登町のカメラマン田中佳那さん(26)が思い出づくりをサポートしようと企画した。ヘアメークや着付け、カメラマンは知り合いらがボランティアで務めた。自宅の倒壊などで準備していた晴れ着を失った人向けに、振り袖やはかまも貸衣装店から提供され、参加者の負担はほぼなかった。 12日は6人が参加し、木村楓さん(20)と上浜日奈さん(21)は鮮やかな振り袖を着て写真撮影に臨んだ。木村さんは「いろいろな人に協力してもらい、撮影できてうれしかった」と話した。 田中さんは「みんなが楽しそうだったので、実現できて良かった」と語った。撮影会は13日も開かれ、6人が参加する。