【ヤクルト】村上宗隆が交渉の場で要求がかなわなかったモノとは
ヤクルト村上宗隆内野手(24)が2日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、切なる願いをリクエストした。来季が3年契約の最終年。現状維持の年俸6億円でサインした。来オフにはポスティングシステム(入札制度)を利用し、米大リーグに挑戦する。優勝&日本一を目標とする中、交渉の場では“戦力アップ”を求めた。「なかなか、ヤクルトの選手はピッチャーを含め、けがをしてもなかなか治って上がってくる選手が少ない中で、やっぱりいい選手がまだまだくすぶっているので、そこをこう、もっと改善したらチーム力も上がりますし、優勝できるんじゃないかなと思いますので、そうなっていくのがいいんじゃないかなと思いますね」と言った。 今季は山田(下半身のコンディション不良)、田口(同)、中村(上半身のコンディション不良)、奥川(腰痛)、内山(同)らが故障から復帰したが、再び戦線離脱するなどした。村上は「たくさんいい選手がいるので、そういう選手たちがけがをしてしまって、なかなか強くなって復帰できないという状況は、チームとしても痛いですし、そういったところは感じています」と思いやった。 全てはチームが戦力ダウンすることなく、頂点を目指したいから。「そういう状況が、誰が見てもわかることじゃないですか? けがをして、なかなか復帰してもまたけがしちゃったりとか、そういう風なことは誰がどう見てもわかることなんで、それは球団の方々も感じていたと思いますし、それをどうしていった方がいいんじゃないかっていう話はさせてもらいましたけど」と力強く言った。 他のリクエストは「いや、あんまりないですね。無理なリクエストが多かったんで。クラブハウスと室内の動線どうにかしてくれとか(笑い)それぐらいだったんで、それぐらいですかね」。動線の修正は難しそうだが、故障者の復帰までのプロセスは改善の余地がありそうだ。