マーサ・スチュワートの知恵袋から学ぶ、包丁を交換すべきタイミング。
先端が折れたり、刃の切れ味が鈍くなったり、持ち手が外れてしまったり......。マーサ・スチュワートのチームが、包丁の交換が必要になったときの兆候を明らかにする。 「良い料理には質の良い包丁が不可欠」と、料理人なら誰でも言うだろう。洗浄と乾燥をきちんと施し、適切に研いでいたとしても、新しい包丁の購入が避けられない時が必ずやってくる。きれいなカットと正確な操作、そして指を失くさないためにも。アメリカのライフコーディネーターの大御所であるマーサ・スチュワートのチームによると、次の兆候が見られたら、速やかに包丁を交換する必要があるという。
持ち手が不安定
シェフナイフ、つまり大型の万能包丁のハンドルは、時間が経つにつれて、徐々に刃が外れやすくなる傾向にある。そうなると料理を素早く準備するとき、危険な状況になってしまうだろう。持ち手が完全に壊れている場合は、単にネジが緩んでいるだけかもしれないが、「信頼できるナイフメーカーに任せれば、修理は簡単です」と、Aaktunのシェフ、オスカー・ディアス氏はマーサ・スチュワートのウェブサイトのコラムで述べている。
刃先が折れた場合
時間が経つにつれ、キッチンナイフは、洗浄、落下、または経年劣化により、欠陥、傷、小さなへこみが生じる。これらの欠陥は、刃先を研磨して修復する刃物職人の専門知識によって、簡単に取り除くことができるだろう。さらに、ナイフの長さの3分の1未満で折れた刃でも、優れた職人の手にかかれば修理可能だ。ただし、これ以上の長さで折れた場合は、包丁を新調するしかない。
刃の切れ味が悪い
残念ながら、ナイフを定期的に研ぐだけでは、包丁の寿命を延ばすことにはならない。研いでも鋭い切れ味が持続しなくなったら、思い切って手放す時期だ。「できれば、さまざまな器具が入っている引き出しに包丁を保管するのは避けてください。引き出しを開けたり閉めたりするときにぶつかることで、刃に傷やへこみができやすくなり、最終的には性能に影響する可能性があります」と、アメリカのナイフブランド、ミドルトン・メイド・ナイフの創始者クインティン・ミドルトン氏は注意を呼び掛ける。