【JFKO】重量級制覇は”白蓮会館”多田大祐が1000万トーナメントと世界大会の切符を獲得=男子
5月25日~26日(日)エディオンアリーナ大阪にてJFKO主催『第9回全日本フルコンタクト空手道選手権大会』が開催され、男子重量級決勝では、多田大祐 (白蓮会館)が、多田成慶(新極真会)に、左ローキックで優位に立ち延長5-0で勝利。来年5月の世界選手権出場権と共に、7月21日(日)に行われる新極真会の”優勝者1000万円”世界トーナメントの切符を手にした。 また中量級では、同じく白蓮会館の福地勇人が優勝。初日に内回し蹴りで一本勝ち、準決勝でも同じ打ち回し蹴りで技ありを奪い、絶好調を見せつけた。 【動画】福地が内回し蹴りで一本勝ち! 重量級では、白蓮・多田大祐は準々決勝で岡田侑己(新極真会)に、準決勝で渡辺優作(新極真会)に判定で勝利。 岡田、渡辺はいずれも昨年の新極真世界大会でベスト8に入っており、7月21日の”優勝者賞金1000万円”世界トーナメント『空手Champion of Champions』の選抜メンバーだ。 大物2人に勝利し、一気に決勝へ躍り出た。 対する新極真会・多田成慶は準決勝で土橋立弥(白蓮会館)に、決勝では身長190㎝の優勝候補・後藤優太(空手道MAC)を撃破した。 決勝では、白蓮・多田大祐が左右のローキックで優勢、新極真会・多田成慶はパンチラッシュで食らいつく展開に。 本戦2-0で多田大祐優勢のまま延長も、多田大祐はさらにギアを上げ、左ローキックを叩き込み続ける。相手は効いた様子だ。多田大祐が延長判定5-0で見事優勝を果たした。 【中量級】 注目の福地勇人は初日の1回戦で、パンチラッシュの相手に内回し蹴り!一本勝ちで相手を倒し、幸先のよいスタートを切る。2日目の準決勝でも、第5回&7回中量級優勝のライバル・後迫龍輝(新極真会)に同じく内回し蹴りで技ありを奪取した。 決勝戦では、昨年準決勝で福地が敗れた𠮷澤穂高(新極真会)と激突。 𠮷澤は強烈なパンチローで詰めるも、福地は距離を取りながら上中下と蹴り分ける。中盤以降は福地がヒザをボディに当てる場面も。 本戦は0-0、延長は1-1と競った展開が続くが、再延長で福地は喉を抑えてダウン。一度は𠮷澤の一本勝ちとなるも、VR判定により𠮷澤の顔面殴打で注意1に。 終盤も𠮷澤が押しで注意を受け、福地が5-0勝利しリベンジ優勝を果たした。 【軽量級】 紅谷凱(極真拳武會)が、準決勝で昨年優勝の澤井天心(新極真会)から上段ヒザで技ありを取り決勝へ。 一方の山では新鋭・新里誠光(武立会館)を優勝候補の魚本尚久真(魚本流)を準決勝で撃破。 ”19歳対決”の決勝では、紅谷が本戦3-0勝利で優勝を決めた。 【軽中量級】 準決勝ではいずれも失格負けが起きる波乱。優勝候補の平木楓(白蓮会館)は、前平斗真(新極真会)の内股蹴りを受けると、金的を抑えダウン。しかしビデオ判定の末金的は認められず、平木は反則の虚偽申告と判定され、そのまま失格負けとなった。 一方の山では大坪裕希(新極真会)の相手、呉屋広樹(極真会館)が注意4で反則負けの失格に。 決勝では前平が大坪に判定5-0で完勝、優勝を手にした。 【軽重量級】 成長著しい若手・金岡陽大(新極真会)が高橋耕介(新極真会)、早川羅偉(桜塾)を破り決勝へ。 一方の山は片桐大也(極真拳武會)が、島原隆司、渡辺和志と新極真会の猛者を撃破し決勝に駒を進めた。 決勝では金岡が片桐に本戦5-0、嬉しい優勝となった。 女子では鈴木未紘(新極真会)が、昨年の軽重量級優勝に続き、今年は重量級で優勝。2階級制覇し、圧倒的な強さを見せた。