創作活動の発表拠点に 新居浜「ふれあいスポット 森の泉」設立25周年(愛媛)
創作活動の発表の場として新居浜市民に親しまれる「ふれあいスポット 森の泉」(同市宇高町1丁目)が、設立25周年を迎えた。出展が無料とあって1999年11月のオープン以降、年間通して予約は絶えず、交流の場としてもかけがえのない存在となっている。 絵画や陶芸、布雑貨をたしなむ個人や団体が約2週間ごとに作品を展示。訪れた人たちが飲み物を手に壁を彩る作品を眺め、おしゃべりの花を咲かせる。評判は口コミで広がり、展示希望は引きも切らない。開設当初から、主宰する絵画教室の展覧会を開く柳垣紘子さん(82)は「絵をいいねと言われるとうれしい。多くの人が集い、笑って帰れる場所があるのはいいものです」と話す。 上の階には教室が開ける部屋もあり、洋裁や油絵のグループが利用。休業日にも歌声喫茶が開かれるなど、地域のよりどころとして親しまれている。
愛媛新聞社