サッカーのまち100周年の静岡・藤枝 中山雅史さんが思い出話披露
静岡県藤枝市が1月から市内各地で開催してきた「サッカーのまち100周年」関連行事の締めくくりとなる「グランドフィナーレ」が14日、藤枝総合運動公園サッカー場で行われた。親子連れらがグラウンドで思い切り体を動かす企画や、エキシビションゲームなどがあり、多くの市民がサッカーに彩られた一日を楽しんだ。 エキシビションゲームでは、J2・藤枝MYFCと藤枝東高サッカー部の連合チームが、サッカー関連の動画を発信するユーチューバーのチームと対戦。MYFCのサポーターや市民らが公式戦さながらの熱い応援で盛り上げた。 北村正平市長は「今日を10年先、100年先に向けた新たなスタートにしたい」とあいさつ。ゲストで、サッカー日本代表コーチを務める名波浩さん(52)は「藤枝市に生まれ、皆さんに支えられてここまで成長できた。藤枝の子どもたちが、大きく羽ばたくことを願っている」と話した。 また、同じくゲストでJ3・アスルクラロ沼津監督の中山雅史さん(57)は、旧岡部町(現藤枝市)出身で藤枝東高OB。「蓮華寺池公園で走って鍛えられ、強くなれた」と現在は人気の名所となっている公園での高校時代の思い出を披露し、会場を沸かせた。 2024年は、旧制志太中(現藤枝東高)がサッカーを“校技”としてから100周年にあたり、藤枝市制70周年と併せてさまざまな記念事業が行われた。【藤倉聡子】