大谷翔平、第3打席は空振り三振 22歳の剛腕に大苦戦 ここまで三振→併殺打→三振
◆米大リーグ パイレーツ―ドジャース(4日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク) ドジャース・大谷翔平投手(29)が4日(日本時間5日)、敵地・パイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場。1点を追う5回1死の第3打席はジョーンズの88・7マイル(約143キロ)スライダーで空振り三振だった。 序盤から100マイル(約161キロ)超えの直球を連発する22歳の剛腕・ジョーンズに対し、初回の第1打席は101マイル(約162・5キロ)直球で空振り三振。3回の第2打席はチェンジアップで遊ゴロ併殺に倒れていた。 5月16日(同17日)の本拠地・レッズ戦で左太もも裏にけん制球を受けて打撲した影響もあり、最近5試合は19打数3安打の打率1割5分8厘、1本塁打、3打点とやや当たりが止まりつつあるが、6月は21年に月別最多の13本塁打、日本人で初の本塁打王を獲得した23年は月間打率3割9分4厘、ア・リーグ最多タイ記録の15本塁打と大爆発した得意の月でもあり、一日でも早い“完全復活”が待たれる。 この日は元通訳で、大谷の口座から約1700万ドル(約26億4400万円)を盗んだとする銀行詐欺などの罪を認めている水原一平被告(39)の審理が米カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で開かれ、同被告が有罪を認めた。大谷は弁護士を通じ「この事件に終止符を打ち、前に進む時が来たと思っています。これからもこのチームの一員として、少しでも勝利に貢献できるよう集中していきたいと思っております」などと声明を発表。事件に一区切りついたことで、今まで以上に野球に打ち込むことができるだろう。 PNCパークは初見参となった大谷。メジャー7年目にして、これで全30球団の本拠地で全て出場したことになった。唯一、“未踏の地”だったピッツバーグでアーチをかければ、27球場目(現在の各球団本拠地では25球場目)の本塁打となる。同球場は右翼後方にアレゲニー川が流れ、鮮やかな黄色のロベルト・クレメンテ橋が見える。全米でも屈指の美しいボールパークで大谷の豪快な一発が期待される。
報知新聞社