レアルがマスタントゥオノ獲得から手を引いた理由…リーベルとの契約延長&違約金引き上げを“裏切り”と捉える|ラ・リーガ
レアル・マドリードら欧州のビッグクラブは、なぜリーベル・プレートMFフランコ・マスタントゥオノ(17)の獲得から手を引いたのだろうか。スペイン『マルカ』がその理由を説明している。 アルゼンチンの新星マスタントゥオノに対してはレアル・マドリード、バルセロナ、ミランなどの欧州のビッグクラブが獲得の動きを見せていた。が、ほぼすべてのクラブが獲得から手を引いたとされている。 その理由は、マスタントゥオノとリーベルが今年3月に締結した、最大2027年までとなる契約延長にあったようだ。 リーベルとマスタントゥオノは新契約締結で契約解除金を4500万ユーロまで引き上げたが、同金額はアルゼンチンのクラブ史上最高額となった。『マルカ』によれば、例えばレアル・マドリードは契約延長ではなく、契約解除金の引き上げを“裏切り行為”と捉えている模様。マスタントゥオノの代理人は同クラブに対して、リーベルと契約を延長して契約解除金を設定し直すとしても、「支払いが容易な額」であることを強調していたという。 レアル・マドリードは、リーベルから好条件の契約内容を引き出すために、マスタントゥオノの代理人が自分たちを利用したとすら感じており、同選手を獲得する動きをすべて打ち切ったとのこと。その後リーベルおよびマスタントゥオノの関係者という人物から接触を試みられたようだが、それもきっぱりと拒絶したようだ。 なおレアル・マドリードが最後に獲得した“将来が約束された選手”はFWエンドリッキ(当時16歳)で、2022年12月に移籍金4500万ユーロ+インセンティブ2500万ユーロを支払うことでパルメイラスと合意したと報じられた。それ以降、育成年代の若手を外部から獲得することは控えている。