日本がブルガリアに3―0で開幕2連勝 黒後愛がリリーフサーバーで得点「出場機会が少ない分、結果を」
◆バレーボール ネーションズリーグ女子トルコ大会日本 3(25―13、25―15、25―15)0 ブルガリア(16日、トルコ・アンタルヤ) パリ五輪切符をかけた1次リーグ第2戦で、6大会連続五輪を目指す世界ランク9位の日本は、同21位のブルガリアをストレートで下し、開幕2連勝を飾った。アウトサイドヒッターの古賀紗理那主将(NEC)と林琴奈(JT)が並んで両チーム最多13得点(暫定値)で貢献した。 第1セット(S)から24歳の林が波に乗った。ライトからブロックアウトを狙ったスパイクで初得点を挙げると、7―2からも同様に決めた。11―3からは古賀がレフトからクロスに打ち抜くなど、日本が12点差で先取した。 第2Sも流れを絶やさなかった。古賀のエースなどで得点を重ねると、16―10からは、今大会で3季ぶりに代表復帰した黒後愛(埼玉上尾)がリリーフサーバーとして登場。相手守備の前に落とす絶妙なサーブを出し、今大会初得点をマークした。 セットカウント2―0の第3S序盤は、ブルガリアにリードを許したが、高さのある相手に対し、8―9では、ミドルブロッカーの渡辺彩(日立)が相手の強打をブロックで止めた。10―10の競り合いからは林がダイレクトに決めると、11―11から6連続得点でたたみかけた。マッチポイントを握ると、日本は相手のサーブに守備を崩されたが、最後は林がスパイクを決め、笑顔を咲かせた。 途中出場で得点を挙げた黒後は「出場機会が少ない分、そこで結果を出さなきゃなというモチベーションで準備していました。前回の(トルコとの)試合からリリーフサーバーとして起用してもらっていたのですが、きょうこうしてポイントを取ることができてうれしく思っています。ここまで支えてもらった人たちに感謝の気持ちを伝えたい気持ちが、今は一番です」と思いを込めた。
報知新聞社
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