「共働き」が多いけど「専業主婦」はどのくらいですか?「末っ子の年齢別の割合」も気になります
【共働き・専業主婦】末っ子の年齢別の割合は?
厚生労働省 2022(令和4)年「国民生活基礎調査の概況」によれば、児童(※18歳未満の未婚の者)のいる世帯における母の仕事の状況では「仕事あり」の割合が75.7%。専業主婦は24.3%となっています。 同調査を参考に、末っ子の年齢別にみた母の仕事状況を以下のグラフで確認しましょう。 上記のグラフは「正規の職員・従業員」「非正規の職員・従業員」「仕事なし」で割合が出ています。 末っ子が0歳では「正規の職員・従業員」「仕事なし」ともに40%超と同程度。0歳で「仕事なし」は2016年には60%超でしたが、2022年には40%超なので、ここ数年でも母の働き方が大きく変化しているのがわかります。 グラフを全体的に見ると、「仕事なし」は末っ子の年齢が上がるにつれ基本的に減っており、「正規の職員・従業員」もなだらかに減っているか横ばいですが、「非正規の職員・従業員」は基本的に増加しています。 子どもの年齢や状況、また家庭の状況によってもどのような働き方ができるかは異なるもの。ただ全体の割合をみると、やはり年々共働きが増えているようすはわかります。 共働きか、片働きかを考える際には、家庭の状況や本人の希望などもありますが、家計について考えるご家庭も多いですよね。 では次に、現役世代の平均年収について、「年齢別」「男女別」にも見ていきましょう。
【年収一覧表】でみる現役世代の平均年収
国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」を参考に、現役世代の年収を見ていきましょう。下記は1年を通じて勤務した給与所得者の全体の平均年収になります。 ●【年収一覧表】男性・女性 ・20~24歳:291万円・253万円 ・25~29歳:420万円・349万円 ・30~34歳:485万円・338万円 ・35~39歳:549万円・333万円 ・40~44歳:602万円・335万円 ・45~49歳:643万円・346万円 ・50~54歳:684万円・340万円 ・55~59歳:702万円・329万円 日本の平均年収は458万円で、男女別にみると男性563万円、女性314万円。 正規・非正規で見ると、正社員(正職員)については男性584万円、女性407万円、正社員(正職員)以外については男性270万円、女性166万円が平均年収です。 年代別にみると男性は年代に応じて年収が高くなりますが、女性は20歳代後半で349万円になった後、300万円台前半で推移してます。 先程の資料で非正規で働く母の割合がも多かったですが、女性のほうがライフイベントにより働き方を変えることが多いことが影響しているでしょう。