立憲民主党の小沢一郎衆院議員

　立憲民主党の小沢一郎衆院議員が３日までに事務所のＸ（旧ツイッター）を更新。自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件で、2022年4月に中止が決まった所属議員側への資金還流について、当時会長代理だった下村博文元政調会長が事務局長に複数回再開を要求したと報じられたことを受け、自身の見解をつづった。 【写真】自民党の党紀委員会で処分が決まり、謝罪した下村博文氏（2024年4月4日） 　小沢氏は２日付の投稿で「資金還流再開『下村氏が要求』特捜部聴取に安倍派関係者」と報じた共同通信の記事を引用した上で、「初めから嘘ばかりと思ってはいたが、やはり大嘘だったということになる。未だに安倍派は、誰一人として真実を語っていない。」と指摘。「もはや自民党全体が嘘つき集団ということ。政権など絶対に担わせてはいけない存在。解党を。」と訴えた。 　安倍晋三元首相（当時会長）が指示した還流中止が復活した経緯は一切明らかになっていなかったが、下村氏が複数回再開を要求したと、派閥関係者が東京地検特捜部の事情聴取に供述していたことが分かったという。 　関係者によると、下村氏が事務局長で会計責任者の松本淳一郎被告（76）＝政治資金規正法違反罪で公判中＝に再開を要求したのは、所属議員らの反発を受けたもので、安倍氏の死去後は「生前に会長も再開を了承していた」と主張していたとも説明したという。下村氏は今年3月の衆院政治倫理審査会で関与を否定していた。 （よろず～ニュース編集部）