リンゴ「ななみつき」が旬 北海道七飯町、出荷ピーク
日本での西洋リンゴ発祥の地とされる北海道七飯町のブランドリンゴ「ななみつき」が出荷のピークを迎えた。町の選別所では22日、黄色の果皮にほんのりと赤みが差したリンゴを次々と梱包していた。 ななみつきは「ぐんま名月」という品種のリンゴの中で、蜜度や大きさなどの基準を満たすリンゴを指す。強い甘みとすっきりした後味が特徴で、今年の初競りでは7個で10万円の値が付いた。JA新はこだての担当者は「今年は寒暖差があり蜜入りが良く、とても甘い」と話した。 1869年、プロイセン(現ドイツ)の貿易商人が現在の町内に大規模農場を開き、日本で初めて食用の西洋リンゴが栽培されるようになったという。