米国で年収1400万円以上を稼ぐ「5つの技術職」
テクノロジー業界は依然としてチャンスに満ちた分野であり、米国労働統計局は、コンピューターおよび情報技術関連の職業に対して、平均を上回る成長を予測している。2033年までにはこの分野で年間35万6700人の新規雇用が見込まれるという。 こうしたテック人材への旺盛な需要は、企業間の競争を激化させ、給与の上昇と革新的な報酬戦略につながっている。 特にスタートアップ企業においては、株式報酬やストックオプションが給与パッケージに含まれることが多い。こうした報酬は、企業が成功した場合には非常に有利になり、従業員の報酬総額が大幅に増える可能性がある。 大規模な上場テック企業では、一般的に株式報酬が付与され、多くの場合、譲渡制限付株式ユニット(RSU)という形式をとる。これは、優秀な人材を引きつけ、維持すると同時に、従業員の利益と企業の業績を一致させる役割を果たす。テック業界、特に上級職の多くにとって、株式報酬は報酬総額のかなりの部分を占める可能性がある。場合によっては、株式報酬の価値が従業員の基本給を上回ることもある。 長期的なコミットメントを促すために、株式報酬には通常、権利確定期間が設けられており、多くの場合4年間となっている。この仕組は、テック企業にとって効果的な人材維持戦略として機能している。 しかし、株式報酬は企業が成長すれば大きな経済的利益を得られる可能性がある一方で、企業の株価の変動によって価値が大きく変わるため、リスクも伴う。 ■テック業界で年収10万ドルを超える仕事 ベテランのソフトウェアエンジニアから、人工知能(AI)や機械学習といった新興分野の役割まで、テック業界は高収入の仕事の宝庫だ。 多くの分野でデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展するにつれ、ソフトウェア開発、データサイエンス、サイバーセキュリティ、クラウドコンピューティングといった分野で需要の高いスキルを持つ人材は、高収入の職を確保する上で特に有利な立場にあると言えるだろう。 このような人気の高いポジションに就くには、高度な技術的スキル、関連する経験、そして時には専門的な教育や資格の組み合わせが必要とされることが多い。 以下に示すのは、Levels.fyiのデータに基づく年収10万ドル(約1400万円)以上を稼げる5つの有望なテック系職種と、それに必要な資格や教育要件だ。