米国で年収1400万円以上を稼ぐ「5つの技術職」
クオンツ、プロダクトマネージャー
■4. クオンツリサーチャー 総報酬の中央値:20万2300ドル(約2877万円) 職務概要:テクノロジー分野におけるクオンツリサーチャーとは、高度な数学的および統計的手法を用いてデータを分析し、テック企業向けのモデルを開発する専門家を指す。クオンツリサーチャーは、AI、機械学習、データ分析などの分野におけるイノベーションを推進する最先端のアルゴリズムとモデルの開発において重要な役割を果たす。彼らの仕事は、多くの場合、新製品や新機能の基盤となる。将来のパターンを予測し、潜在的なリスクを評価し、戦略的アプローチを微調整することができる。 資格:クオンツリサーチャーを目指す人は、通常、数学、統計学、コンピューターサイエンス、工学などの分野の学士号を取得することから始める。これらの専門家にとって重要なスキルは、Python、R、MATLAB などのコーディング言語に精通していることだ。これらのプログラミングツールは、データの処理、統計的評価の実施、モデルの構築といった作業を行う上で不可欠なものとなる。こうした専門知識により、クオンツリサーチャーは大規模なデータセットを効率的に処理し、複雑な量的枠組みを作成することができる。 ■5. テクニカル・プロダクト・マネージャー 総報酬の中央値:24万3000ドル(約3457万円) 職務概要:テクニカルプロダクトマネージャーは、チームと協力して製品の設計機能を開発・改良することで、製品のビジョンを現実のものにする。製品ロードマップの作成と管理、さまざまなチームとの調整を行い、製品の設計要素がユーザーのニーズに効果的に対応できるようにする責任を負う。 資格:ほとんどのテクニカルプロダクトマネージャーは、ソフトウェアエンジニアリング、コンピューターサイエンス、または同様の技術分野の学士号を取得している。キャリアパスとしては、ジュニアソフトウェアエンジニアとしてスタートし、シニアソフトウェアエンジニアへと昇進していくケースが多い。その後、エンジニアリングマネージャーに昇進したり、テクニカルプロダクトマネジメントに転身したりする人もいる。技術系の職務で能力を発揮することなく、いきなりテクニカルプロダクトマネジメントの仕事に就くことは稀だ。
Jack Kelly