浅井健一が「東京にやってきて思い出に残っている要所要所」をテーマに選曲
シンガーソングライター・浅井健一が、「東京にやってきて思い出に残っている要所要所」をテーマに曲をセレクトした。 浅井が登場したのは、12月13日(水)に放送されたJ-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。東京のある街、ある商店街、ある路線……セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナーだ。
西麻布交差点で思い出す曲
東京への想いや思い出について語りながら、ゲストの選曲をお届けする「RADIO ENSEMBLE」。浅井が率いるバンド・SHERBETSは25周年イヤーを締めくくる配信限定シングル『Baby Car』を12月9日にリリースした。 愛知県出身の浅井は上京後、東京のさまざまな街で暮らし、数多くの思い出を刻んできた。浅井は楽曲紹介とともに東京での思い出を紐解いていく。まず選んだのは、Portisheadの『Sour Times』。 浅井:西麻布交差点あたりを走るとたまに思い出す曲です。曲が出たのは1994年ぐらいかな。その頃の俺はBLANKEY JET CITYというバンドをやってたんですけど、ドラムの中村達也が「J-WAVEでカッコいい曲が流れたよ」と教えてくれました。その頃のJ-WAVEは西麻布交差点らへんにあって、そこを通るとこの曲を思い浮かべたりしますね。
東高円寺で暮らした日々
上京したばかりの浅井は、1ヵ月ほど成増に住む友人宅に居候し、東高円寺に引っ越したという。 浅井:高円寺は中央線で東高円寺は丸ノ内線なんですね。高円寺は下町っぽさがあるんだけど、東高円寺はほんの少しだけ洗練されているイメージが自分のなかにありました。そこでボロいアパートを借りて住み始めました。丸ノ内線だから、椎名林檎の『丸ノ内サディスティック』の歌のなかで走っている路線ですね。そこのアパートの風景で想像した曲は、The Policeの『Roxanne』。 3番目のセレクトは、Iggy Popの『Lust For Life』。 浅井:「新宿ANTIKNOCK」というライブハウスがあって、そこはパンクの人がいっぱいいまして。俺はそこに出たり行ったりしていて、そのときのイメージから連想した曲です。振り返ると、東京を縦と横で四等分した場合、左下ばかりに住んでいることがわかります。